Zappos&Amazon ECカスタマー戦略視察ツアー 2018 Vol3

Amazon Goや、Amazon cultureについて

ツアー最終日は、Amazon本社へ訪問です。

 

Amazon2017年決算からご紹介します。

売上高:前期比30.8%増の1778億6600万ドル。

純利益は同27.9%増の30億3300万ドル。

セグメント別はこちらになります。

オンラインストア売上:20%増1083億5500万ドル。

第三者販売サービス売上(第三者が販売するサービスに関する手数料売上など):同41%増の318億8000万ドル。

実店舗売上高(大部分が買収したホールフーズ店舗):57億9800万ドル。

*ここに来年は、3000店舗のAmazonGoが追加されますね。

「Amazonプライム」会員費:49%増97億2200万ドル

*プライム会員数や、LTVについては、別途ご案内予定です。

今回訪問のAWS:45%増:174億5800万ドル。

決算の詳細はこちらにてご確認ください。

https://www.sec.gov/Archives/edgar/data/1018724/000101872418000002/amzn-20171231xex991.htm

 

今回の本社訪問は、Amazon社員とのビジネスディスカッションですので、一般的に公開されているAmazon本社ツアー http://www.amazonhqtours.com/ ではありませんのでご注意をください。

従来からある、配送センター FULFILLMENT CENTER TOUR http://amazonfctours.com/ はこちらです。

今年から実施されている『The Spheres』ツアーはこちらです。http://ttlespheres.com/the-spheres-weekend-public-visits

どのツアーも大変人気で、3カ月前からの予約ですが、直ぐに埋まってしまうのでご注意ください。

 

先ずは、day1(本社:業務を開始した日:創業日という意味です。)で、入館証の発行を済ませて、「Spheres」へ 形は五角六十面体(pentagonal hexecontahedron)というカタランの立体で、最大の立体は、高さ90フィート以上(約27m)、直径130フィート(約40m)。内部は社員自由に仕事ができるスペースになっています。世界中から集められた植物が栽培されていますが、どれが絶滅危惧種かはわかりませんでした。(勉強不足で申し訳ございません)。また、シアトルで人気シェフ、ルネー・エリクソンさんが展開しているドーナツ専門店のドーナツをいただいてきました。(クリームは5種類 全クリアです。)

次は、day1にあるAmazon Go 1号店へ、

Goアプリは、USのAmazon.com でユーザー登録しないとアプリは実行されませんのでご注意ください。店内の購買体験の内容はいろいろな情報がありますので、そちらをご参考にしてください。

Amazon Goについては、こちらを

https://www.amazon.com/b?ie=UTF8&node=16008589011

 

ここでは、なぜ、Amazonがリアル店舗を拡張するのかについてですが、まずはAmazonのモデルは、買い物を楽に快適にし、その結果、店の利用回数・購入回数をあげるか。だとします。

その中で、Goのシステムは、「快適に買ってもらう」ことを十分に体験できます。(日本の省力化ではありません。)

また、E-Commerceが進んだとはいえ、10%の消費行動を抑えているだけで、まだまだ、顧客は店舗を必要をしている。また、タッチポイントして重要であるとのことでした。

顧客は体験したことでしか、評価できないのが常ですので、身近な購買行動からUXを提供していき、利便性を体験させていく戦略は凄く良く考えられています。

さて、いよいよ Amazonでのディスカッションです。

先ずは、Amazon culture についてAWS Business Development Business Development Manager, Kevin Keadle, さんから教えていただきました。こちらのチューターですが、Amazonでも数名しかいない認定を受けた人しか、教えられないとのことです。(企業文化をしっかりと品質を保つ姿勢が素晴らしいです。)

日本語のサイトもありますが、Amazonの基本culture を掲載しておきます。

https://www.amazon.jobs/jp/principles

Amazonでは、全員がリーダーです。

求める人物像

Amazonには世界で共通の「Our Leadership Principles」という14項目からなる信条があります。 それは、チームを持つマネージャーであるかどうかにかかわらず、Amazonでは、全員がリーダーであるという考え方のもとで、社員一人ひとりが、すべての日々の活動において、常にこの「Our Leadership Principles」に従って行動するよう心がけています。

 

「Our Leadership Principles」

Customer Obsession

リーダーはカスタマーを起点に考え行動します。カスタマーから信頼を獲得し、維持していくために全力を尽くします。リーダーは競合に注意を払いますが、何よりもカスタマーを中心に考えることにこだわります。

 

Ownership

リーダーにはオーナーシップが必要です。リーダーは長期的な視野で考え、短期的な結果のために、長期的な価値を犠牲にしません。

リーダーは自分のチームだけでなく、会社全体のために行動します。リーダーは「それは私の仕事ではありません」とは決して口にしません。

 

Invent and Simplify

リーダーはチームにイノベーション(革新)とインベンション(創造)を求め、常にシンプルな方法を模索します。リーダーは状況の変化に注意を払い、あらゆるところから新しいアイデアを探しだします。それは、自分たちが生み出したものだけには限りません。私たちは新しいアイデアを実行する上で、長期間にわたり外部に誤解されうることも受け入れます。

 

Are Right, A Lot

リーダーは多くの場合正しい判断を行います。強い判断力を持ち、経験に裏打ちされた直感を備えています。リーダーは多様な考え方を追求し、自らの考えを反証することもいといません。

 

Learn and Be Curious

リーダーは常に学び、自分自身を向上させ続けます。新たな可能性に好奇心を持ち実際に追求します。

 

Hire and Develop the Best

リーダーは全ての採用や昇進において、パフォーマンスの基準を引き上げます。優れた才能を持つ人材を見極め、組織全体のために進んで人材を活用します。リーダーはリーダーを育成し、コーチングに真剣に取り組みます。私たちは全てのメンバーのために新しい成長のメカニズム(例:Career Choice*)を創り出します。

 

Insist on the Highest Standards

リーダーは常に高い水準を追求します。この水準は高すぎると感じられるかもしれません。リーダーは継続的に求める水準を引き上げていき、チームがより品質の高い商品やサービス、プロセスを実現できるように推進します。リーダーは不良を下流に流さず、問題を確実に解決し、再び同じ問題が起きないように改善策を講じます。

 

Think Big

狭い視野で考えてしまうと、大きな結果を得ることはできません。リーダーは大胆な方針と方向性をつくり、示すことによって成果を導きます。リーダーはお客様に貢献するために従来と異なる新たな視点をもち、あらゆる可能性を模索します。

 

Bias for Action

ビジネスではスピードが重要です。多くの意思決定や行動はやり直すこともできるため、大がかりな分析や検討を必要としません。計算されたリスクをとることも大切です。

 

Frugality

私たちはより少ないリソースでより多くのことを実現します。倹約の精神は創意工夫、自立心、発明を育む源になります。スタッフの人数、予算、固定費は多ければよいというものではありません。

 

Earn Trust

リーダーは、注意深く耳を傾け、率直に話し、人に対して敬意をもって接します。たとえ気まずい思いをする事があったとしても間違いは素直に認め、自分やチームの間違いを正しいと言ったりしません。リーダーは常に自分たちを最高水準と比較、評価します。

 

Dive Deep

リーダーはすべてのレベルの業務に関与し、常に詳細を把握して頻繁に現状を監査し、メトリクスと個別の事例が一致していない時には疑問を呈します。リーダーが関心を持つに値しない業務はありません。

 

Have Backbone; Disagree and Commit

リーダーは、賛成できない場合には、敬意をもって異議を唱えなければなりません。たとえそうすることが面倒で労力を要することであっても例外ではありません。リーダーは、信念をもち、容易にあきらめません。安易に妥協して馴れ合うことはしません。しかし、いざ決定がなされたら、全面的にコミットして取り組みます。

 

Deliver Results

リーダーは、ビジネス上の重要なインプットにフォーカスし、適正な品質で迅速にそれを実行します。たとえ困難なことがあっても、立ち向かい、決して妥協しません。

Amazonの顧客志向であるために、ファーストシンキングである。5つの質問についての説明です。これが、基本となって、事業企画やサービスレベルを構築していきます。

次に、事業サービス企画プレゼンのルールです。

1:プレスリリースを書く

2:FAQを徹底的に抽出して作る

3:絵にしてイメージを具体化する

 

というフェーズを踏まえます。また、会議に事前根回しはNGで、会議の15分間はこのドキュメントを参加全員が各自で読み込んでから、ディスカッションを開始するとのことです。そこで、実行などについてアドバイスや可否を決定するとのことです。

 

また、失敗は問われない、失敗は次に生かされるの事業としては健全であるとの考えです。

例えば、FirePhone の失敗が、Alexaや、AWSへ繋がっているとのことです。

AWSも、9回もプレゼンをしてやっと事業化へ進んだとのこと、確りと関係者で事業レビューをしているのが、よくわかります。

*本blog では、敢えて詳細は記しませんので、ご関心のある方は個別にご連絡ください。