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10/11/18up
「軽井沢 旬を味わうフレンチ」という本に出会って

この本の帯には、自然に囲まれたとても素敵なレストランの写真が載っています。
凛とした空気に包まれているような、緑の中のレストランです。
つい、この本を手に取っていました。

このレストランは、軽井沢にある、「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」というフレンチのお店。
オーナーの田村シェフは、24歳の時に勤めていた電力会社を辞め、突然料理の世界へ入り、下積みや4年間のフランス修行、料理長などを経験し、37歳で東京西麻布に「ラ・フェ・ドール」というフレンチレストランをオープンされました。

軽井沢を初めて訪れたきっかけは、突然「空が見たい」と心の奥底から思ったことだそうです。一日中、コンクリートの厨房の中でひたすら料理と向き合う生活は、充実しながらも心が悲鳴を上げていたのでしょうか。
それから、二度目の軽井沢訪問の際に見た、自然に囲まれた三角屋根の家と、庭先の木に登っていたリスに魅かれ、物件を即決されたそうです。

田村シェフのインスピレーションの凄さや行動力に驚きです。
半年で軽井沢に移住され、2000年4月に「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」をオープン。
縁というものは、こういうものなのかなと感じました。

お店の名前の由来は、フランス修行の際に勤めていたレストランの名前「エルミタージュ・ドゥ・メッソニエ」にちなんでつけられたそうです。
田村シェフが軽井沢に来て驚いたことは、「素材をそのまま食べる」ということでした。
軽井沢で捕れた新鮮なトマトやトウモロコシ、様々なお野菜。
そのままで食べたり、なるべくシンプルに作ったり、「料理は素材」と心底感じられたそう。
田村シェフのお料理が食べてみたい!私もそう感じました。

即軽井沢へ・・・というわけにはいかず、「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」のホームページで売っている「ピクルス」を取り寄せました。
キュウリ・ニンジン・ブロッコリー・きのこ・セロリ、パプリカ、ズッキーニほか、軽井沢で採れた色とりどりの新鮮な野菜をワインビネガーで漬けた一品です。野菜の旨み、食感、優しい酸味を感じるとても高級で美味しいピクルスです。田村シェフの、「素材」を大切にするという気持ちのこもった作品でした。ますます、「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」へ行ってみたいとの思いが募ります。
そこで、改めて感じました。

お客様に来ていただくきっかけとしてお取り寄せできる一品。
気に入ったものであれば、その品のファンになっていただき、お店側にとっても重要な売上となります。
そしていつか、お店にも足を運んでいただけるでしょう。
また、気に入った商品はつい人に教えてあげたくなるものです。
口コミでファンが増えれば、もっと素材にこだわった良い商品を作ることができます。
お客様のご来店を待つだけではなく、お店側から仕掛けていくことも大切だと感じました。
田村シェフの「軽井沢 エルミタージュ・ドゥ・タムラ」のピクルスは、本に書いてある通り、「素材」にこだわるコンセプトにマッチした品でした。

食に関するビジネスに携わっておられる方はぜひ、お店を代表するお取り寄せの一品を作ってみてはいかがでしょうか?
 

<文責>食空間コーディネーター 占部恵子

 
「軽井沢 旬を味わうフレンチ」 田村良雄 著 光文社新書
「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」 長野県北佐久郡軽井沢町長倉820-98
http://www.ryoubi.jp/
お店及びお取り寄せ情報は上記サイトより
 


占部恵子

日常の食卓で簡単に出来るテーブルコーディネートやシャンパーニュ・コーディネートなど、ライフスタイルを楽しむ演出を提案。

占部恵子事務所
URL http://urabekeiko.com


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