アメリカ発!
ビジネス成功のためのセオリー2010(ニゼロイチゼロ)
グルーバルリンク代表 有元美津世
Twitter:ツイッター@
日本でも普及しつつあるアメリカ生まれのツイッター。鳩山首相が今年から使用を開始したということで一気に知名度が上昇した。
ツイッターとは、今流行りのソーシャルメディアで、日本ではミニブログとも呼ばれているが、「ブログとチャットを足して2で割ったようなもの」というのがピッタリ。
ユーザは各自、ネット上で思いついたことを書き込むのだが、それが「つぶやき(ツイート)」と呼ばれる。文字数が140字以内と制限されているため、ブログのように文章の組み立てなどを気にすることもなく、まさにチャット感覚の独り言。つぶやきは携帯電話から送ることもできる。そして、そのつぶやきに対し誰でもつぶやき返すことができ、また、誰かのつぶやきを他の人に簡単に転送(リツイート)することも可能だ。
気に入ったユーザをフォローすると、フォローしている人の「つぶやき」が自分のツイッターのページに現れ、「つぶやきの輪」ができる。芸能人や政治家をフォローし、彼らにつぶやいたり、彼らのつぶやきにつぶやき返したりすることもできる。
たとえば、筆者はドキュメンタリー映画監督のマイケル・ムーアのツイートをフォローしているのだが、ちょうどデトロイトでナイジェリア人によるテロ未遂があった2日後。ムーア監督が「デトロイト空港にいるのだが、何か起こったらしい。マシンガンを構えた警察が飛行機を一機取り囲んでいる」と。ネットで調べてみたが、その時点では速報などは一切なし。ハイチ地震を含め世界各地の出来事が、ニュースの速報よりもツイッターで先に知れ渡るというのは、こうしたツイッターのリアルタイム性に拠るものだ。
その数分後、「トイレに閉じこもったナイジェリア人を取り押さえ」とネット上で速報が流れたので、ムーア監督に教えてあげた。(彼にはフォロワーが5万人以上いるので、筆者のつぶやきを読んだかどうかは知らないが。)
アメリカの主なメディアでは、すでにツイッターに対応し、各掲載記事にはリツイート(転送)ボタンを装着。読者が気に入った記事を簡単に転送できるようになっている。それがまた各フォロワーの友達の輪の中でどんどん再転送されていき、読者が勝手に口コミで記事を広めてくれるわけだ。(ツイッターを使い始めてから、筆者が日々目に通す記事数は何倍にも増加。) ツイッターのユーザは人間である必要はなく、企業や製品のツイッターもある。筆者がフォローしているのは新聞その他の情報サイトがほとんどだし(つまり、RSSリーダーの代用)、たとえばiフォンのツイッターでは、各ユーザはiフォンに対しての思いをつぶやく。新製品が出た場合、その製品のツイッターで製品情報を流し、ユーザは使用してみた感想などをつぶやく。つまり、ユーザらが口コミで新製品を宣伝してくれるというわけだ。ツイッターは、消費者向けの情報発信ツール、販促ツールとしてもってこいなのである。
(次回は、アメリカ企業がどのようにツイッターを利用しているか具体例を紹介。) |